郷土資料館玄関前
当館では、「歴史を知ると箱根はもっとおもしろい」をテーマに、展示を行っています。
常設展示室では、「温泉」と「道」の2つのキーワードを中心に展示をしており、箱根温泉が「七湯」であった江戸時代から、現在の「十七湯」となるまでの歴史をたどりながら、湯治場から物見遊山、そして温泉観光地へという「温泉」の利用形態の多様化した経緯を紹介します。また「道」においては、道路や交通機関の整備、別荘地の開発、外国人リゾートの展開、そして戦後の箱根十七湯をへて、現在の温泉観光地・箱根に至った道のりを紹介します。
箱根展示室では箱根にまつわるいろいろなテーマについて、期間限定の特別展・企画展を開催するほか、それ以外期間には、「はこねの始まり」と題し、地質時代から戦国時代の終わり、豊臣秀吉による小田原征伐までの歴史を紹介する展示を行っています。箱根を訪れた際には、まずこちらで見学し箱根温泉の歴史の奥深さについて学ぶことで、新たな視点で楽しむことができることでしょう。
また、子どもから大人まで楽しめる場として、からくり細工で遊べるコーナーや江戸時代の旅人が履いた“わらじ”のミニチュアが作れるコーナーなど「体験広場」を設置しています。
その他にも、土・日・祝日の10時~11時、13時30分~14時30分は学芸員による常設展示の説明も行っております。無料・予約なしで行えますので、ぜひご利用ください。
2階には約2万冊の参考図書を備えた図書室などの諸施設があるほか、年間を通じて「箱根探訪会」などの学習講座も開催しています。
多くの皆様のご利用をお待ちしています。
展示室内
体験広場