早雲寺は臨済宗大徳寺派の古刹です。大永元年(1521)北条早雲の息子氏綱により創建されました。小田原北条家の菩提所として栄えましたが、天正18年(1590)秀吉の小田原攻めの際に焼失しました。現在の伽藍は江戸時代再建以降のものですが、北条五代画像をはじめ戦国時代・江戸時代の文化をしのぶ多くの文物が伝えられています。11月初旬の3日間、本堂の襖絵と寺宝を特別公開しています。
【ご案内】
1.拝観
北条五代のお墓を含む境内のお参りは
随時可能ですが、本堂(寺宝)の拝観
は毎年11月の限られた日にのみ可能
です。
2.御朱印
現在はお受けいたしておりません。
鐘楼の前の梅の木は、徳富蘆花が「自然と人生」の中でふれた古木です。
1月から2月まで境内の紅梅と白梅が咲き始めます。
3月末から4月中旬にかけ紅枝垂桜・御衣黄等の桜が開花します。
本堂裏の早雲寺林はスダジイ・カシなど常緑の広葉樹林(県の天然記念物)で7月上旬には貴重なヒメハルゼミの合唱が聞けます。
自然と一体になった禅寺の風光を感じながら、北条五代の歴史と文化に思いを馳せてください。